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絶対音感とは ─ 意味・相対音感との違い・練習のコツ
「絶対音感」とは、ほかの音と比べなくても、聞こえた音の高さを「ド」「ミ」のように言い当てられる能力のことです。このページでは、絶対音感の意味や相対音感との違い、そして音鑑での練習のコツを紹介します。
絶対音感の意味
ピアノの音を1つだけ聞いて、「これはラ(A)だ」と分かる。これが絶対音感です。基準になる音がなくても、音の高さそのものを覚えていて、名前と結びつけられる状態を指します。
実は「絶対音感」の決まった定義はなく、どこまで正確に分かれば絶対音感と呼ぶかは、人や場面によってさまざまです。音鑑では、実際の音楽で役に立つ「ピアノの音を聞いて、鍵盤のどの音かが分かる」ことを目標にしています。
相対音感との違い
| 絶対音感 | 相対音感 | |
|---|---|---|
| 分かること | 1つの音の高さそのもの(例:この音はラ) | 2つの音の高さの関係(例:ドから見て5つ上) |
| 基準の音 | いらない | 必要(最初の音を教えてもらう) |
| 役に立つ場面 | 聞いた音をすぐ楽譜や鍵盤に置き換える | 移調、ハモり、メロディーの聞き取り |
どちらが優れているというものではなく、音楽ではどちらも大切です。絶対音感の練習は、1つ1つの音の「個性」を覚えていく作業だといえます。
大人でも身につけられる?
絶対音感は、幼いころに身につけやすいといわれています。一方で、大人になってからでも、くり返し練習することで単音を聞き分ける力を伸ばすことはできます。大切なのは、毎日少しずつ続けることと、いきなり広い音域に手を広げないことです。
音鑑での練習のコツ
- まずは1オクターブ:基本トレーニング①(C4~C5)の12音を確実にします。単音の音感の大部分は、この1オクターブでつくられます。
- 「ドレミ」と唱えず、鍵盤の位置で覚える:頭の中で音名を唱えるより、聞こえた音と鍵盤の位置を直接結びつけるほうが、速く正確に答えられるようになります。
- オクターブ違いは後回しでよい:設定で「オクターブ違いも正解にする」をオンにし、まず音の種類の聞き分けに集中しましょう。
- 苦手な音をくり返す:結果画面の「苦手な音だけ練習」で、間違えた音だけを集中して練習できます。
- 毎日5分:長時間を週1回より、短時間を毎日のほうが効果的です。
音の高さを数字で知る
音の高さは、1秒間の振動の数(周波数、Hz)で表されます。基準になる A4(ラ)は440Hzで、1オクターブ上がると周波数はちょうど2倍になります。88鍵すべての周波数はピアノ88鍵の音名と周波数の一覧で確認できます。